水のカムイ観光圏〜釧路湿原・阿寒・摩周〜
水のカムイと出会える旅へ
世界で唯一の大型球状マリモ生息地である阿寒湖、世界トップクラスの透明度を誇る摩周湖、特別天然記念物であるタンチョウが生息する釧路湿原を核とした、雄大で多様な自然をもつこの地域は、「水」による大きな循環によって結ばれている。太平洋の釧路沖で発生する大規模な霧は、80km離れた屈斜路カルデラに流れ込み、逃げ場を無くして留まることで雲海となり、この霧がカルデラの森を潤し、再び水となって海に向かって流れているのである。冬は、3つのカルデラ湖の結氷、霧氷(樹氷、粗氷、樹霜)、フロストフラワー、ダイヤモンドダストといった様々な「氷」の姿も見ることができる。つまり、雨、霧、雪、氷、更には温泉といった形態の違う「水の七変化」をすべて体感できる地域なのである。
こうした他の地域では見られない特長は、「水」の恵みと、先住民族であるアイヌ文化の思想でもある「自然との共生」によってもたらされたもの。これをあらゆる事物に「神」が宿ると考えるアイヌ文化の思想で言い換えれば、「水の神(=カムイ)」によってもたらされたものと捉えられる。
この「水のカムイ」によってもたらされた雄大で多様な自然、そしてその自然と共生してきた歴史文化を、より深く触れ、五感で体感していただく。
観光圏の特徴
■ 気候
夏は太平洋で発生する海霧の影響などにより、真夏でも20°Cを下回る日も多い冷涼な気候です。冬は寒さが厳しく、阿寒湖、屈斜路湖は全面凍結します。降雪量は内陸部である阿寒、弟子屈では多いですが、海に近い釧路市街では多くありません。
■ 自然
3つのカルデラ湖(阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖)が存在し、阿寒湖から流れる阿寒川、屈斜路湖から流れる釧路川が釧路市街を通り太平洋に注いでいます。国内唯一の2つの国立公園(釧路湿原国立公園、阿寒国立公園)を有する地域でもあります。
■ 文化
北海道最大の阿寒湖アイヌコタンや北海道中からアイヌ民族が集まる「まりも祭り」など、各地区に個性と多様性に富むアイヌ文化が存在します。
■ 食
港に多く揚がる新鮮な魚介類を囲炉裏で焼きそのまま食べる「炉端焼き」は釧路が発祥。また阿寒湖が原産のヒメマス(チップ)やメロン栽培北限のメロン「摩周メロン」など、食の豊かな地域です。
お問合せ
一般社団法人釧路観光コンベンション協会
北海道釧路市幸町3丁目3番地
TEL 0154-31-1993
E-mail mail@kushiro-kankou.or.jp
URL http://kam-kankouken.jp/tourism/
https://untouchedhokkaido.jp/ 2018年10月1日~