香川せとうちアート観光圏
瀬戸の恵み さぬきの旅
〜せと、人、アートで おもてなし〜
“世界の宝石”と讃えられた瀬戸内海の島と海が織りなす穏やかな風景。その瀬戸内海へ向かって緩やかに広がる讃岐平野には、ぽっこりとした“おむすび山”がまるで波間に浮かぶ小島のように点在し、のどやかな情景をさらに演出する。
こうした風土に育まれながら、人々はこの地で和の文化を培ってきた。その伝統美は、江戸文化の粋を集めた大名庭園である栗林公園や、金刀比羅宮、善通寺に代表される寺社仏閣の建物や所蔵品に、今も垣間見ることができる。瀬戸内生まれの伝統文化は、これら歴史的文物だけでなく、漆器や盆栽、民芸品などの工芸技術や、郷土料理を支える和食の基本調味料“さしすせそ”の製法にも見られ、この地に住む人々の普段の暮らしの中にしっかりと溶け込んでいる。
瀬戸内海を揺りかごとして色どり豊かに育まれてきた文化に、近年、アートという新たな色彩が加わった。島々を舞台に繰り広げられる現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」では、伝統文化との融合や作品が置かれる場所の特性が強く意識され、また、訪れる観光客、アーティストや地元の人たちとの交流も重要なテーマとなっている。
本観光圏では、この地で守り受け継がれてきた技と伝統美に、新たに加わった上質の現代アートなど様々なアートとふれあい、瀬戸内に広がる明媚な景色や文化、食を五感で楽しみ、ここに暮らす人々とふれあう。そんな「せと、人、アート」にふれる旅を求めて来訪されたお客様を、ゆったりと流れる時間の中で、遍路文化で育まれてきた“おせったいの心”でおもてなしする。
観光圏の特徴
■ 天候
冬でも温暖な瀬戸内海式気候で日照時間が長く、台風などの自然災害も少ないなど、穏やかな気候風土に恵まれています。
■ 自然
日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置し、圏域の大部分が海岸線から20kmの範囲内にあります。南に讃岐山脈が連なり、北に向かって開けた讃岐平野には、おむすび型の里山やため池が点在しています。
■ 文化
古くから文化の大動脈であった瀬戸内海に面することによって培われた豊かな歴史があり、その中で伝統ある文化芸術が育まれてきました。また、現代美術を中心とした優れた文化芸術を受け入れてきた個性豊かな地でもあります。
■ 食
全国的に有名な讃岐うどんをはじめ、多品種で高品質な野菜や果物、瀬戸内海の新鮮な地魚などに加え、最近ではオリーブを飼料に混ぜて育てたオリーブ牛やオリーブハマチ、骨付鳥、香川発の夢の糖“希少糖”なども人気を集めています。
お問合せ
公益社団法人香川県観光協会
香川県高松市番町4丁目1番10号
TEL 087-832-3377
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